
価格:1800ml・3,300円
蔵元:合名会社 天草酒造

天草唯一の焼酎蔵として知られる天草酒造は、1899年の創業から一貫して“手づくり”にこだわり続けてきた。
看板銘柄の「池の露」は、芋焼酎の原料となる芋や麹米の生産から、麹づくり、蒸留、瓶詰めに至るまで、可能な限り手作業を貫く少量仕込みのフラッグシップだ。
口に含むとまずやわらかな甘みが広がり、のちに芋らしい厚みのあるコクがじわりと追いかけてくる。
飲みやすさと力強さが同居するバランスは、手間を惜しまない製法ならではの味わい。
ラベルに描かれた島影と海は、蔵の裏手から望む天草の原風景であり、土地の力をまっすぐ伝える象徴でもある。
四代目・平下豊氏が掲げるのは「焼酎を通して天草の魅力を全国へ、世界へ届けること」。
その想いを体現するように、麹室の管理や仕込みの工程は細部まで丁寧で、現代的な効率を追わず“つくり手の感覚”を重んじる姿勢が貫かれている。
2021年には蔵近くに「KANPAI AMAKUSA」をオープン。
天草の生産者と県外の飲食店をつなぐイベントや、海と森に囲まれた食文化の発信拠点としても注目を集めている。
天草の自然、歴史、つくり手の哲学。
そのすべてを一杯の中に閉じ込めたのが、この「池の露」だ。
合名会社 天草酒造
住所:熊本県天草市新和町小宮地11808
TEL:0969-46-2013
公式HP:http://ikenotsuyu.com
特徴:全工程手作業/原料自社生産に挑戦/天草唯一の焼酎蔵
関連施設:KANPAI AMAKUSA(食と文化の発信拠点)
